脊柱管狭症による腰痛と膝痛で布団から起き上がる事も困難になってしまった症例
- 2021.11.26
【診断名】脊柱管狭窄症
【お悩み】腰が痛くなってしまい布団から起き上がる事困難になってしまった。膝にも痛みがあり正座が出来なくなってしまった。
来院初期では腰から背部にかけて電撃が走るような強い痛みが出ておられ、日常生活が大変困難なご状況でした。膝やふくらはぎにも痛みが出てしまっておられ正座が出来ない状態でした。
こちらの患者様は普段介護のお仕事をやっておられ、長年自分よりも大柄な利用者様を介助したり車椅子へ移乗させたりするお仕事の積み重ねで腰や骨盤に負担がかかり骨盤に歪みが生じてしまっていました。
痛みの原因である骨盤の関節(仙腸関節)の機能を正常化させる治療を行ったところ、その場で痛みが軽減され、2回目、3回目と治療を重ねていく度により改善されていきました。現在では長年の腰痛や膝の痛みもなくなり正座も出来るようになり、お仕事も無事復帰されました。
慢性的な痛みの原因は、関節、筋肉、筋膜、神経のいずれかに存在しています。今回の患者様のように関節に原因があり、長期間痛みにさらされている場合においても、関節を正しく矯正出来るとその場で痛みの症状が改善する事は良くみられます。脊柱管狭窄症は関節に症状の原因が存在する場合が多いため、骨盤や腰の関節の機能異常が正しく判別出来ると症状を改善させる事が可能となります。
痛みの改善には症状の原因となっている病巣をいかに正しく特定出来る事がとても大切になります。当院では、医師の診断の元、担当の理学療法士がお一人お一人の症状や病態に応じた理学検査を行い、的確な治療や運動指導をご提供し最適な治療を行っていきます。
それにより長年お辛い慢性的な痛みも十分改善が可能となります。脊柱管狭窄症やヘルニアなど、腰や背中の痛みで長年困っていらっしゃる方は是非当院へご相談下さい。
文責:理学療法士 清水友則