腰椎すべり症による坐骨神経痛と脚の痺れで手術宣告された患者様の保存治癒例

  • 2021.10.20

【疾患名】腰椎すべり症

【お悩み】腰やお尻、脚の痛みが辛い。痺れて寝返りがうてない。身体を動かせない。前屈ができない。手術は怖いからしたくない。

こちらの患者様は他院整形外科にて腰椎の手術適応との診断された方です。手術以外の方法で治療されたいご希望がありセカンドオピニオン目的で当院へご来院されました。当院医師の診断にて運動療法による保存的治療による効果が期待できると判断されリハビリテーション治療を約6ヶ月間行いました。

その結果、お悩みであったお尻や脚の辛い痛みや痺れは無事に解消され、現在では日常生活を苦痛なく行えるまでに回復されました。前屈や寝返りなども問題なく行えるようになり、現在はジムに通えるようになるまでになりました。

当院ではこのような腰椎すべり症の方で足腰の重度な痛みや痺れ症状も運動療法や手技療法によって改善されるケースが多数ございます。すべり症は主に腰の骨が前方へずれてしまっている状態です。すべり症自体、つまりズレてしまった骨は手術をして整復しなければ改善しません。こちらの患者様が前院で手術をしないと治らないと言われてしまった理由はここにございますが、今回の患者様の痛みや痺れなどの重度な症状は当院の治療で改善されました。なぜかというと腰椎の偏位(背骨のズレ)自体のみに症状の全ての原因が存在する訳ではなく腰椎周囲の筋肉や筋膜などの組織に隠された問題が存在しているケースがあり、今回の患者様もそちらが治癒し症状が改善されたという事にございます。

ひとえに腰痛といっても腰椎の周りの筋肉や筋膜の硬結(硬くなり組織の柔軟性が無くなってしまう事)や癒着による問題があったり、患部とは離れたところに問題があるケースも多々ございます。症状の原因全てに対してしっかり介入してあげると、すべり症自体はあっても痛みや痺れは改善していきます。 すべり症以外の脊柱管狭窄症やヘルニアも同様です。 当院では難治性疾患や慢性症状を改善させる事ができる高度な技術を有する理学療法士が多数在籍しております。「治る見込みがないので痛みとうまく付き合っていくしかない」「加齢によるものだから仕方がない」等と言われてしまい諦めていらっしゃる方などでお困りの方は当院にご相談下さい。

文責:理学療法士 清水友則

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